たしかあれは20歳そこそこくらいのときでした。当時付き合ってた彼氏はいわゆるバンドマンてやつで。常にお金がないとピーピー言ってるような人でした。

ある日言われたのです。学生ローンで俺の代わりに借りてきてって。はい?って話ですけど。今の私なら、バッサリさよならなんですけど。当時はどうかしてたみたいで。

わたしがどうにかしなきゃ、と。一応は悩んだと思うんですけど。なぜかOKしてしまったのです。彼はご丁寧に高田馬場のここに行け、というとこまで教えてくれました(笑)まぁ、結果的にちゃんと返してくれたんですけどね。

こういうパターンは通常逃げられがちですが、わたしは返してもらえました。

これはごく珍しいことだと思います。ただ完済したころは、別れてだいぶたってましたが。学生ローンに行って、数か月後にはほかの女に手だしてましたよ、彼。今思ってもほんとどうしようもない男だったなぁ。

その後、私は大学の卒業を控え、就職活動ってのをすることになりまして。都市銀行なんかも受けました。この経歴を初めて後悔するときがきたわけです。

実際のところはわかりませんが、こういう経歴があると、金融はきびしいと。氷河期真っ只中にこの状況。自分の馬鹿さを呪いまくりましたねぇ。まぁ最終的にはちゃんと就職先はみつかったのですが、やはりすべきじゃなかったな、あんなことってのが結論です。

自分が使うためならいざ知らず、よもや彼氏のためになんてするもんじゃないです。

今もあの学生ローンは高田馬場の駅前にありますが、やはり見るたびになんとも言えない気持ちになりますね。